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夜鶯…1

こんなに恐いと思った事があったろうか?対局後の検討をひととおり終えてロビーを横切る一瞬、緒方は見覚えのある顔を見た気がしたが気にも止めず手洗いに入った。洗面台の鏡に映った背後の見覚えのある顔、見た事も無い表情。いつものように微笑をたたえてはいるが、どこか硬ばってまるで生きていないような…地獄からの出迎えがあるならこれがそう?…なぜそんな突拍子も無い連想を考え付いたのか分からない。とにかく見た一瞬底知れぬ恐怖に捉われ言葉を失った。年齢にさしたる相違も無く社会的地位においては緒方の方がやや高いはずなのだが…白川?「何ボーッとしてる。手を洗ったら?」抑揚の少ない低音に促されて反射的に蛇口を捻った「今日は何だ…オマエも用事があったのか?ココに」という緒方の背にかぶさる一言「別に」嘘でもないが真実でも無い、と緒方は思う。ただ話を打切る為だけの一語。不気味な沈黙…「最近会わなかったな…忙しいのか」挨拶ともとれる問に答えてもくれず「いつまで洗ってんだ」とハンカチを付き出す。手を拭って返そうとした緒方に言った「キミのだ」確かに白無地ではなく緒方のだ。その意味は…?

2002/02/24(日) 00:00:00

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