恋空 美嘉のブログ

思い出すこと。

時々、本当に時々、思い出すことがあります。
何てことのない話で、特にこれと言ったオチとかはないんですけど、聞いてくれませんか?



私が引っ越しをした時の話。
引っ越しの荷造りをする際、手際が悪い私のために、お父さんとお母さんが手伝いに来てくれていました。

ある日の前日、お母さんから《明日、昼くらいに行くね》とメールが届いたので私は、《わかった!来るとき連絡ちょうだい》と返信したんです。

しかし!
翌日の午前中に家のチャイムが鳴りました。
ドアを開けたら、バケツや掃除道具を両手いっぱいに持ったお母さんが立っていました。

午後に来ると思っていた私は、まだ寝起きの状態。

「来る前に連絡してって言ったのに」
と私が言うと、
「早いうちに始めたほうが終わるのも早いから」と言いました。

「でもまだ起きたばっかりだし」
「お母さんは気にしないよ」
「用意とか何も出来てないから」


私はすごく嫌な言い方をしたと思います。
お母さんはちょっとしゅんとして、
「そうだよね。ごめん。じゃあ外でうろうろして待ってるから、準備が終わったら連絡ちょうだい」

季節は冬。
外は寒くて、そんな中、私の引っ越しの手伝いをしに来てくれたお母さん。
私はすぐに自分の言葉に後悔して、
「あ、でも、大丈夫。手伝ってもらってる間に用意させてもらえたらいいから」
そう言ってお母さんに、部屋に入ってもらい、予定通り手伝ってもらいました。


今でも時々、本当に時々、思い出すんです。
その時のこと。

後になって、お母さんを私の家まで送り届けたお父さんはすぐに帰ったと聞きました。
ということは、あの時お母さんがあのまま外に出て行っていたら・・・

近くには大きなお店もなければ、コンビニまでも遠い。
開けたドアの先、掃除道具を両手いっぱいに持って立つお母さんの姿。
朝早くから私の手伝いをしてくれようと用意して、
そんなお母さんが一人、寒い中、私からの連絡を待っている姿を想像すると、とてつもなく胸が締め付けられるんです。


とっさに出た私の口調は、とても迷惑そうに捉えられたと思います。
でも、迷惑なんかじゃなかった。少しも。
寝起きでぼんやりしていたのもあったし、来る前に合間の休みに飲むコーヒーやお菓子を用意しておこうという計画があったから、その予定が崩れてとっさに慌ててしまったの。
言い訳に聞こえるかな?でも、本当だよ。
迷惑なんかじゃなかったよ。感謝していたんだよ。
それなのに。

多分、後悔しているからこそ、忘れられないんだろうなぁ。


私はずっと、覚えていると思う。
そしてまた同じようなことをまた、繰り返すかもしれない。
だけどそのたび後悔して、反省して、だから感謝も出来て、改めてありがとうって思えるのかもしれない。

ずるいけど
この場を借りて

あの時はありがとう!





みなさんにも忘れられない瞬間は、ありますか?

2017/03/10(金) 23:28:59

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