SF GO! GO! ギャラクシー!!

SF GO! GO! ギャラクシー!! 本章2 /希望1-1



今から46億年前の地球では、前記地球人がHEBEREKE国陣営とRUKADERI国陣営に分かれて戦闘を繰り返していた。



両陣営は核兵器や細菌兵器を使用し始め、人々は深刻な汚染が広がる地上では生活ができなくなり、当初各国は地底に軍事都市を造成して国民を避難させ、その後、急ピッチで都市規模を拡大していった。



しかし徐々に人口が増加してくると、地下都市では食料や住むところを求めて多くの人たちが暴動を起こすようになった。そして放射能・細菌汚染が地下にまで浸透してくると、各地下都市ではそれまで体制に従属していた大半の善良な人々まで、自治政府に対する不満を口にするようになってきた。
各地下都市自治政府の首長は当初、「人口調整法」を施行して、人口抑制策や食料配給制度を導入して十数年先までの見通しで上辺だけの政策をとってきたが、人心の不安は増長していった。
自治政府を管轄する各国首脳は、非常事態を宣言して各国自治体に戒厳令を敷き、最新鋭の軍隊を投入して人民を抑制した。
その期に乗じて各地下都市自治政府は「GO!GO!ギャラクシー!! project」を拡大解釈して、本来の崇高な意志とはかけ離れた、体制に不満を持つ人たちを次々と摘発しては、検体として「GO!GO!ギャラクシー!!遺伝子」を脳に埋め込んで汚染された地上へ無差別に放り出すという行動に出た。


地下都市の多くの人たちが粛清の渦に飲み込まれていった

そんな各国の状況を憂えた当時のHEBEREKE国とRUKADERI国の両国王達は、ほぼ同時期に宇宙への移住を宣言し、その命を受けた両国参謀本部は、直ちに協定を結び、戦争の危険から避難させるための中立地帯に、惑星を除いた宇宙空間全域を設けた。
両陣営の戦闘行為を行っている全ての当事国は、両国参謀本部の協定に従った。
両陣営とも資金を回して地下都市を巨大な宇宙船に改造し、宇宙には各国都市単位でその人口に相当する巨大宇宙ステーションを建造していった。



しかしその間、各国政府は汚染や宇宙の過酷な環境に耐えうる能力を有する人類、即ち、人類のアンドロイド化の推進と並行して、アンドロイド化とは相反する、その人遺伝子の更なる飛躍的進化を目論んだ「人体進化法」を制定して「GO!GO!ギャラクシー!! project」を推進したため、各地下都市では中央政府の合法的なお墨付きのもと、以前より多くの善良な地下都市の人たちが強制的に、そしてほぼ無差別に「GO!GO!ギャラクシー!!遺伝子」を次々と脳に埋め込まれ、汚染された地上に出されてすぐ死亡した。


地下都市の人々は迫りくる死を恐れ、
苦しく悲しい日々を過ごしていた

そして地球上は、放射能や細菌で汚染された「GO!GO!ギャラクシー!!遺伝子」が覆い尽くした。


人類は最終的に細胞の97%アンドロイド化に成功した

*この物語はフィクションであり、登場する国・組織・人物その他の設定は全て架空のものである。

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