SF GO! GO! ギャラクシー!!

SF!GO!GO!GYALAXY 本章1 /出会い1-1



「ママ、ただいまあー。ハラ減ったー!」

「あ!亜蘭ちゃんおかえりー、晩御飯は・・・お米があと少しかかるわねえ!コロッケパン食べるー?ダイナマイトサンデーの分が残ってるのよー・・学校どうだったあー?」

「あ、ありがとう、食べるよ。そう言えば・・・硬式テニス部に入部手続きしてきたー」


下呂 亜蘭(16歳)

西暦2014年(地球歴100億2014年)4月、

下呂 亜蘭 はkanagawaATSUGISIの隣町の公立高校に入学していた。

「ええー!左腕折れてるのにどうやってテニスするのー」

「何言ってるんだよお、もおすっかりくっついてるし、運動をしても大丈夫だよおー!」

約2か月半前、高校合格が決まった翌日、亜蘭は中学校の友達4人と隣町のスーパー銭湯までツーリングに行き、遊びに夢中で夜遅くなり、雨が降り出した国道を急いで帰宅途中、自転車ごと転倒した。

遅く帰宅した翌日、左腕が腫れて痛むので自宅近くの整形外科へ行った。
診察結果は、左腕尺骨単純骨折で全治3か月ということだった。

「何いってるのよ!まだちゃーんと骨がくっついてる訳じゃあないし、お医者さんは、
『治りが遅いねえ―』ってボヤいてたじゃない。テニスなんて絶対だめよ!無理でしょう、ラケット振るなんて。」

「言われなくても分かってるって!
部活の顧問の先生にも言われたから。
治るまで足腰を鍛えるメニューを部長さんに考えてもらうって」

「軽く転んだだけで、くっつきかけてる骨がまた離れて元の木阿弥よ!分かってるの?」

「うるさいなあー!
付近 走ってくる。夕ご飯までには帰るから・・コロッケパンありがとう!」

バタン タタタタ…

「ちょ・・ちょっと亜蘭ちゃん!まだ話が途中で・・まったくもう!」

ハァ.ハァ.ハァ.ハァ.ハァ.

『よし、いける・・このぐらい走れたらみんなについていける・・』

亜蘭は焦っていた。

左腕尺骨骨折のため、当初は左腕をギブスで固め、ひじから曲げて三角巾で首から吊って固定していた。

なので入学式に上着とネクタイを着用することができず、出席していた同級生や先生方、諸先輩からの注目を集めた。

クラス分けでも中学時代の同級生とは別々になり、腕を吊っているせいもあり、クラスの皆にも腫れ物に触るような目で見られ、取っ付きにくい印象を持たれているような感じがした。

授業が始まっても、得意な体育の授業は見学になり、剣道でもすり足のみの参加だった。

生徒手帳の写真撮りでも自分でネクタイを締めることができず、生活指導の先生に半ば強制的に締められ恥ずかしい思いをした。

そして最大の問題は硬式テニスがプレイできないということだった。

亜蘭は、中学時代ソフトテニス部に所属しながら、自宅近くの硬式テニスクラブに通っていた。

そのクラブで、この高校の硬式テニス部の先輩と出会い、その華麗なフォームと強さに憧れた。

この高校の直接の志望動機もこの出会いであった。

その先輩から『うちの高校に来いよ』と言われたのだ。


『C'mon, bub. For old time's sake, huh?』
亜蘭の入学した高校の部活の先輩
Huel Jack

それから亜蘭は一念発起して一生懸命勉強した。

この高校はこの地方では超難関校であったが、亜蘭は奇跡的に合格した。

『先輩の高校でテニスができる』

亜蘭は、ただ嬉しかった。

その志望していた高校の硬式テニス部に入部しても、腕が折れていてテニスができないのだ。

ハァ.ハァ.ハァ.

『ここの諏訪神社を通って・・この小道を抜けて・・どんどん降りていくと馬のいるところを通って田んぼに出れるから・・そこでリハビリだ!』

ハァ.ハァ.ハァ.

『この前youtubeで見つけたクールなダンスでもやってみよおかなあ・・ゆっくりやれば大丈夫・・大丈夫・・』

ハァ.ハァ.ハァ.

『ふーー、大山さんがきれいだなあーー…..ここらへんで踊ろおか』


神奈川県厚木市下川入付近

サワサワサワサワサワサワサワサワ…

『風が心地いいなあーーー……
..田んぼの稲穂が波のように揺れている……』

サワサワサワサワサワサワサワサワ…

『よし!やるか!!』

イチニイサンシ、ニイニイサンシ、サンニサンシ、シイニイサンシ、イチニイサンシ…



『なかなか…なんか上手く踊れてるみたいな…
チョオクール!!YEH!..YEH!..』

イチニイサンシ、ニイニイサンシ、サンニサンシ、シイニイサンシ、イチニイサンシ…

*この物語はフィクションであり、登場する国・組織・人物その他の設定は全て架空のものである。

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