その小学校の図書室には、代々受け継がれている怖い話の本があった。オカルト&ミステリー。

 美弥(みや)たちが通う小学校の図書室には、代々受け継がれている怖い話の本があった。




 それは生徒たちが書き込むもの。


 誰にも見られないように書いてもいいし、みんなで怪談を作りながら書いてもいい。


 卒業アルバムの委員になった美弥たちは、想い出作りに、ひとつ話を載せようとする。


 それぞれ怖い話を探して来ようと誓い合った夏休みも早々、地区のキャンプに行った美弥たちは、肝試しの最中、本物の死体を見つけた―


 オカルト&ミステリー。

 小学校最後の夏休み。