若き建築士が出会ったのは、惹かれてはいけない人だった。衝動に突き動かされ、揺れる青年の心の行方を描いています。
眠るあなたのまつげにそっと触れて、
その美しい横顔を、時間を惜しむように
ただ、見つめていた。
この時間が、ずっと、続けばいいのに。
あなたが、僕のそばにいてくれたら…
そんなこと、考えたって、どうなるわけでもない。
そう、彼女は、僕のものじゃない。
なのに
離れられない。