3つの肩書きと名前をを持つ少女。どれが本当の名で、どれが本当の少女?過去に苦しみながら復讐を誓う。






「な、告白されるならどんなシチュエーションがいい?」


「どうでもいい」


「(即答かよ……)いいから!」


「闇夜を照らし輝く月を背に、両手いっぱいのかすみ草を持って……とか?」




適当にあしらうために、何の考えもなしに言った言葉。



あの時は、本当に実行するなんて思っていなかった。



今よりずっと幼くて、未熟な自分が羨ましかった。





全国No.1のmoon



史上最強と謳われている第七代目総長



闇月



その素顔を知るものはほんの僅か