恋の賞味期限  愛の消費期限 [完]

作者りょう

35歳独身。
母としての私にとっては娘達が一番大切な存在。
でも女としての私は…
恋愛感情の期限は2~3年。
その一つ一つには期限では区切れない
ドラマがある。

TAKUMIさん



私にとっての何よりも大切で、守るべきは娘と自分。


でも2年前、女としての私が


再び目覚めてしまってから、


私は以前のようにそう言い切れる自信がない。


花の盛りを超えたと言われる年頃の私にとって


男はうまく距離を取って利用するものだった。


若いころ35歳なんておばさんと思っていたのに。


私は盛りをまだ超えてはいなかった。


そして、時に今が盛りではないかと思うほどの


渇望感に苛まれることがあった。


女として甦らせてくれた人との別離の予告が、


なんとかバランスを保っていた私たちの、


私の生活に微妙な変化をもたらす。


私は生き延びることができるのだろうか?


人として…


母として…


女として…



2012.6.9~6・19完


2013.4.6加筆修正済



番外編の一部を非公開にしました。