殺したいほどアイシテル

作者散華

彼は誰にも愛されたことがなかった。実の父親にも、実の母親にも。引き取られた所でも愛されることはなかった。例えば勉強で常に1番でも。例えば賞をとったとしても。誉められず、認められなかった。だから彼は認め方を褒め方を、愛し方を知らなかった。

そんな彼は情報管理がが得意だった。彼はハッカーとして世界No.3にまで登り詰めた。それでも欲しいものは手に入らない。ある日彼は美しい女の子を見つけた。『自分のモノにしたい』、始めての感情だった。『あぁ、これが愛なのか』 しかし彼女は違う男に笑いかけていた。『....あいつ...邪魔....』ハッキングしてみると彼女の名前は木下 桜といい、男の名前は木下 聖ということがわかった。彼らは双子の兄妹だった。『まずは男を自分の側に置こう』彼は男を手にいれた。そして彼女は彼の思惑どうりに「聖の幸せのためなら何でもする」と言った。こうして彼は彼女を手に入れた。『あぁ....やっと手にいれたよ桜.....。僕は君をアイシテル.....』


狂った男の悲しいお話


----------------------------------------

どうも、散華です♪この話は【孤独な氷のお姫様】の《ピエロ》視点となっております。もしも【孤独な氷のお姫様】を読んでいない方は読んでからこの話を読むことをオススメします🎵ヤンデレを目指して書きました。苦手な方は読まないことをおすすめします。大丈夫な方はどうぞ楽しんでお読み下さい!


by散華