初コイ@進行中 【完】 〜修正の箇所のみ公開〜 323/379 今日はお休みしますm(__)m

風音 恋愛
323ページ(連載中) 更新日 2017/02/22 読者 3133人 公開 0 0

そっと優しく。




そして、ほんのり温かく………。




新しく命を吹き込まれたシャボン玉は、虹色に光り輝き。




歪だった形を、正確な球体になるように形を整えながら。




ただただ風に身を任せ………。




吹き込まれた力の勢いで宙へと高く舞った。







その空高く舞い上がったシャボン玉は、反射した光で輝きを保ち続け。



透き通った姿で、時に七色に輝きながら向こう側の景色を映し出し。



立ちはだかる数々の障害を乗り越え……。



後から次々と命を吹き込まれたシャボン玉達と、風に揺られながら泳いで行った。








……しかし。



空高く舞っていたはずのシャボン玉達は、時間と共に力を失って次々と弾け出し。




隣り合わせだったシャボン玉の泡と泡が、お互い勢いよくぶつかり合って重なった時。





脆く…。



儚く…………。





僅かな音すら立てずに、静かに弾いて消え去った。





私の口から次々と命が吹き込まれたシャボン玉は、映し出していた瞳の中で、揺られるようにゆっくりかすみながら徐々に滲んでいき…。



熱い目頭と共に、すっかり歪んで見えなくなった。






力を失って弾けて消え去ってゆくそのシャボン玉は、まるで彼と出会ったあの日から今日までの私の人生を物語っているように思えた。




瞳に写していたシャボン玉が、跡形もなく消え去ってしまった瞬間、彼を失って空虚感に襲われている自分の姿と一瞬重なり……。



とても切なくて深い悲しみに包まれた。







………彼に会いたい。





明日、もし彼に会えるのなら……。


私は今日よりもっと強くなれるのに。







……………でも。


長い歳月と共に、いつしか私は忘れてしまった。






恋に焦がれた彼の香り。






そう、恋の香りを…………。







奇しくもその懐かしい香りが、高二になった私の鼻をかすめ。




その香りが彼の香りだと確信した時…。





目の前に突きつけられた現実と、向き合わなければいけなくなり…。




親友
元彼
家族
幼馴染




様々なハードルが現実を見た私の目の前にそびえ立ち。




彼の香りを忘れた代償を一気に払う事となった。







2016/2/8〜2016/3/3



この物語はフィクションです。
物語に登場する人物名、団体名、施設名は架空のものとなりますので、一切関係はありません。


※ファン様限定にて、特別に別のエンドを用意しています。(現在は本編が修正&加筆中の為、現段階では非公開となっております。尚、公開予定は本編終了後となります。お楽しみに(^_−)−☆ 2017/1/13)
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