初コイ@進行中 【完】 〜修正&加筆の箇所のみの公開です〜 223/285 P221を修正しました

風音 恋愛
223ページ(連載中) 更新日 2017/01/16 読者 2585人 公開 0 0







そっと優しく。




そして、ほんのり温かく………。




新しく命を吹き込まれたシャボン玉は、虹色に光り輝き。




歪だった形を、正確な球体になるように形を整えながら。



ただただ風に身を任せて、吹き込まれた力の勢いで宙へと舞った。





空高く舞い上がったシャボン玉は、輝きを保ち続け、透き通った姿で、時に七色に輝きながら向こう側の景色を映し出し。



立ちはだかる数々の障害を乗り越え……。



後から次々と命を吹き込まれたシャボン玉達と、風に揺られながら泳いで行った。








……しかし。



空を舞っていたはずのシャボン玉達は、力を失って次々と弾け出し。




隣り合わせだったシャボン玉の泡と泡が、お互い勢いよくぶつかり合って重なった時。





脆く…。



儚く…………。





僅かな音すら立てずに、静かに弾いて消え去った。





………彼に会いたい。





明日、もし彼に会えるのなら……。


私は昨日よりもっと強くなれるのに。






……………でも。


長い歳月と共に、いつしか私は忘れてしまった。






恋に焦がれた彼の香り。






そう、恋の香りを…………。







奇しくもその懐かしい香りが、高二になった私の鼻をかすめ。




その香りが彼の香りだと確信した時…。





私は目の前に突きつけられた現実と、向き合わなければいけなくなった。





大好きだった彼との再会を、切実に願っていた私の気持ちを知りつつも…。



気付かれぬようにと彼の存在を隠し通し、一番の親友だと思っていた咲は……。




全てを知り尽くしても、いつもと変わらない何食わぬ顔をして…。





今日も私の隣で、ずっと良い親友を演じきって笑っていた。






必死にしがみついた手は…。

そう簡単には、離さない……。




2016/2/8〜2016/3/3


※ファン限定にて、特別に別のエンドを用意しています。(現在は本編が修正&加筆中の為、現段階では非公開となっております。尚、公開予定は本編終了後になります。お楽しみに(^_−)−☆ 2017/1/13)
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