君をひたすら傷つけて①【完】

作者山川さくら

『好き』と言った私の言葉を聞いたあなたは少し泣きそうな顔をして綺麗な微笑みをくれた。残酷で愛しく永遠に片思いをする私とそんな私を見守るエリートな義兄。



『好き』と言った私の言葉を聞いたあなたは…。


 少し泣きそうな顔をして…。


 綺麗な微笑みを私にくれた。




 藤堂雅。



 一生分の恋をしました。



 恋というのは…なんでこんなに残酷で愛しいのでしょうか?


 もう…あなた以外に愛せない。



26.3.16~26.9.4