恋はクリームソーダ【完】

面白い！！ ぼたんと星野の関係が徐徐に近づいていくのが判ります。ですが、それはただの恋愛じゃなくて、星野独特のキャラにぼたんが魅かれていく、というものですね。 甘いだけが恋愛じゃない、という事をこの作品は描いていると思います。すぐに溶ける恋よりも星野の自家製クリームソーダような恋が本当の恋かもしれませんね。

あいたた男子が妙にカッコいい!! 冷めた感覚の主人公ぼたんと、自分の世界に生きる超絶マイペースな男の子の星野。 こういった携帯小説ではなかなか無いような組み合わせだけど、現実にはゴロゴロいるタイプだし、身近に感じやすい恋(の始まり)でした。 友人のアケミのようなラブハンターは苦手ですが、これがとんでもない努力家だから憎めない(笑) それぞれのキャラがしっかり立っていて、最後まで飽きさせずに読ませてくれる作品です。 そろそろしおりしとこうかなー…と思ったら、もう後４ページだったくらい(笑) 今度クリームソーダ作って、二人の恋の味を確かめたいです。 (*´∀`) それにしても、星野くんに吊り橋効果は適用するんだろうか…

最後までおいしく読める作品 話の展開にぐいぐいと引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。 恋愛をクリームソーダに例えるところも面白いと思いましたし、 アケミの恋愛レクチャー、クリームソーダの飲み方などの知識に いつの間にか「へーそうなのかー」とぼたんと同じ気持ちになって読んでいる自分がいました。 登場人物と同じ目線になれるって、ありそうで実はなかなか無い気がしています。(私だけかもしれませんが…苦笑) 長すぎず短すぎず、とても読みやすかったです。