鬼若伝説「紡がれた絆」

作者橘 真理

鬼若シリーズ第7弾。剣道少女たちの思いを託された聖華剣道部。勝者だけが全国の開始線に立つのではない。これまでに対戦して来た人々の代表として立つのだ・・・

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上杉奈緒子が剣道を初めてから4ヶ月。



たった4ヶ月の間に剣道界には大きな変化が訪れていた。



出ると負けの名をほしいままにしていた聖華が、恐るべき快進撃で団体と個人で全国大会への出場を決めた。



特に台風の眼となった上杉奈緒子には、同じ年のライバル3人と出逢い



彼女たちは「四天王」と呼ばれるようになった。



そして、それに呼応するようにして大学男子の「四神」もクローズアップされ



その指導者たちも過去の栄光と共に話題となった。



が、それではまだまだ終わらない。



指導者たちの指導者までもが登場して、今や往年の剣道ファンも狂喜乱舞の大騒ぎ。



そんな連中が新たに迎えるイベントは……



四天王の出場するインターハイ。



そのインターハイを前にして、壮行会が行われたが、そこに現われたのは……