大空との約束 ー過去ー【完】

作者

主人公は謎だらけの秘密主義者。だるがりでバイオレンス…
さぁ、多くの謎に包まれた彼女の過去とは?

-過去編-
(体育祭・過去①)



「お前の誕生日、大事な話があるんだ」



アナタはいつも優しく照らしてくれる太陽。



「俺だって好きだよ。お前のこと」



アナタはその温かい心で包み込んでくれる空。



「俺は一生、お前を許さない」



お前は私の〝闇〟だ。


私の大事な〝大空〟を絶対、傷付けさせやしない。



「もう嘆くのはおしまい。これ以上は、私が許さない」



……誓ったんだ、アナタに。



「ヒメは俺にとって、全てを掛けて護りたい大事な人だ」



終わらせるから、全部。


だから、お願い。……ねぇ、起きて?




過去が今、動き出す――…


切なく、苦しい、幼なじみの初恋と約束の物語。



※この物語はフィクションです。

団体名など実在するものとは一切関係ありません。

未成年者の喫煙飲酒は禁止されています。


2012.08.20~09.26