虚構の倫理 II【完】

作者鈴原夏夜乃

どこまでも依存し合って、息もつけないくらい深く深く歪んでいく。それでも、あたしたちは恋人にはなれない。






約束したんだ。


お互いがお互いを守るために


何があっても決して離れないようにと。







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友達じゃない。

家族でも無ければ恋人でもない。


俺の幼馴染は素直じゃないけど可愛い。

俺の願いならなんでも聞いてくれる。




「紫苑、ごめんね」




けれど俺の本当の願いを君は知らない。









※画像はあおいさん(@Actll9a)から頂きました。

※“虚構の倫理 I”の続きです。


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