妹姫と氷の王㊤【完】

第1章 /妹姫と旅立ち

「よし、こんなもんかな!」



とある国のとある森の中。1人の少女は綺麗な花を摘み、花束を作っていた。



その花束を手に、森を抜け向かうはこの国で最も高い位置に存在する宮殿。木材で作られたその宮殿は、和な造りとなっている。



「あ、姫様!」



「姫様こんにちは。また森に行かれてたんですか?」



宮殿へ向かう途中、少女はたくさんの人に声をかけられる。その声に1人ひとりきちんと返事をするため、少女がなかなか宮殿へ戻れないのはいつものこと。



それでも少女は楽しそうに笑顔を浮かべ、人々と言葉を交わすのだ。

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