妹姫と氷の王㊤【完】

第1章 /妹姫と雪の国

「こちらでお待ちください、エリス・アリーフェ様」



数日後、ようやく着いた雪の国。リリスは優しそうな若い青年に連れられ、応接室に辿り着いた。



どうやら雪の国の王は現在、政の最中らしくここで大人しく待つように言われたのだ。



ソファに腰掛け、出された紅茶を口にしながら思い出すのはここまでの道中のこと。



国を1度も出たことがないリリスにとって、国の外はまさに異世界。初日はあまりの人の多さに目を回し、2日目は珍しい植物を追って迷子。

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