妹姫と氷の王㊦

第4章 /妹姫と友達

「エリス様!大人しく部屋で…」



「もう元気です!痛っ…!?」



「今完璧に痛いって言ったろ?前から思ってたけど、姫さんって頑固だよなー」



リリスが目を覚まして2日。背中の傷もその痛みもまだまだ残っているのだが、決意新たに前へ進み出したリリスは1分1秒だって無駄にできなかった。



「ポーンさん、雪の国へはいつ帰るんですか?」



「帰国はエリス様の容態がもう少しよくなってからにしようかと…」



「それなら問題ありません!今すぐに帰りましょう!」



一刻も早く帰国したがっているリリスに首をかしげる側近と護衛。彼女はケテルに早く会って、双子姫の呪いを解く方法についてじっくり話したいと思っていた。



「…駄目だ。お前はもっと安静にしていろ」



険しい表情で放たれたアルヴィスの言葉。エリスを心配している、と痛いほど伝わってきたリリスは彼に近づいて頬に手を伸ばした。

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