その羽根を広げてみて 【完】

「それは一応……、私が妹だからじゃないですか?」

「いくら千夜ちゃんが妹だからって、最近まで赤の他人だった女だろう?
例え血の繋がりがあったとしても、すぐにわかりあえるほど人間関係は簡単なもんじゃないさ」

「正直、私も今の自分の状況がよくわかってないです。
ハクもそうですけど、一夜さんだって、もちろん鷹夜さんのことも自分の兄だって言われても全然ピンと来ないです。どうしていいのかわからないです。私が一夜さんたちと一緒にいていいのかも、よくわからないです」

「ゆっくりでいいじゃないか。
白夜は腹も立つが、なぜか憎めない奴だ。
何かあったら話を聞くから、いつでもおいで」


ダイさんの目からはハクへの愛情を感じて微笑ましくなってしまい、私も「はい」と笑顔を返していた。

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