その羽根を広げてみて 【完】

1階エントランスでは警備に立っているソフトモヒカンの怖面男に私にだけ疑惑の目を向けられる。


「君、本当に二十歳越えてる?」

「え?! ハタチ?!」

「この子ガキくさいけど、私の友達なんでぇー!」
「盛れてないだけなんでぇす!」


猫撫で声で掛け合ってくれてるらしい菊地さん。


やっぱり菊地さんたちに比べてガキみたいって思われてたんだ……。


ショック。


っていうか実際16歳だし……。


「じゃあ名前だけ教えといて」

「……星野……星野 千夜です」


恐々と名前を告げたのに形式だけのものなのかメモもとられず、ブラメタの奥へと進むことが出来てしまった。

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