虞犯少年

番外編 /誰かを愛しすぎた誰か




俺たちの関係性はかなりあっさりしていた。


付き合いが長いからってアイツのことがわかる訳ではないし、深入りはお互いあまりしない。かと言って浅い訳でもない。


ちょうどいい距離感で今まで連んでこれたから幼なじみという関係でいれた。


俺と嵐はどこか似ていて自分をさらけ出すのは苦手な口。詮索されたくない。だから俺は嵐が何をしてようが気にしないしどうでもよかった。



話したいことがあれば話してくんだろう。

言いたくないことは言わなければいい。

もし何かあったとしても嵐はテメーの尻はちゃんとテメーで拭ける人間だ。


好き勝手無茶やって荒れていた嵐を危なっかしいと思い嘲笑うのとは反対に本能のままやりたい放題生きてるその姿が本当は少しだけ羨ましかったんだ。


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