【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第2章~キョウダイの契り~ /―保健室ですること―

結局、私を肩に担ぎ上げ、そのまま廊下を全力疾走する修羅兄‥


異常に目立ってたとは思うけど

通りすがりの生徒も教師も

ただ事じゃない気配察して、全員視線そらして見て見ぬフリ。


「‥‥良かった、誰もいないくて」

そのまま保健室に担ぎ込まれ、あたりを見回す。

養護の先生の姿もなかった。


「そこ座れ、貼ってやるから」

そう言って

吊るされた仕切りカーテンのすき間からのぞく、ベッドの上を指さす兄。



「絆創膏‥見つかったの?」

言われるままに座って、相手の顔を見あげてた。


「うん、まぁいいから‥とりあえず」

修羅兄は答えて、私の隣に腰かけたかと思うと

いきなり首筋のその部分に触れた。


「先に‥オマエに言っとくわ」

「?」


「オレは誰かの命令に従う気なんて、いっさいねぇから。

くだらねぇ世間の常識とか

他人がつくったルールなんかには絶対、縛られねぇし

タブーとか禁忌だとかも、オレには何一つ関係ねぇ話」

「‥はぁ‥」


「自分のやりたい時に、したいことするだけ。‥覚えといて」

「うん」

神をも畏れぬ俺様発想‥さすがです。って今さらながら感心する。



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