【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第2章~キョウダイの契り~ /―悪童たちの饗宴―

ガゴゴゴゴゴゴゴ‥‥‥フイに

入り口の重い扉が音を立てて開いて‥

薄暗い倉庫内に差し込む光‥


目をやると、白く眩しい可視光線の中心に、黒い人影が見えて‥


一人、扉を支えるようにして立つ、その人物の顔を

見とめた瞬間ハッとする。


顔面まっ赤に血で染まり、髪もボサボサ‥

制服の上着は破けたのか何なのか

かろうじて片方の肩に引っかかってるだけだし

ズボンも、至る所に穴があき、黒い血で濡れている。


どこをケガしてるのかわからなかったけれど

垂れ下がった腕の先から流れ落ちる血が

ポツポツと足元に丸いシミをつくっていく。


「ちょっ‥だいじょう‥」

慌てて駆け寄ろうとした瞬間、背後から襟首つかまれて

そのまま首に太い腕が巻きついた。

逃げ出せないように、キツく締めつけられる。



「よく来たな、修羅。待ってた」

そんな言葉とともに、後頭部に触れてる千手の胸が、大きく膨らむのを感じた。


「いいザマだなぁ‥外の奴らは、どうしたよ?

ちゃんと全員、相手してきたのか?」

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