【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第2章~キョウダイの契り~ /―キスの感触―

それから‥

どこをどうやってマンションから帰ってきたのかわからない。


気がつけば、家の門前に一人、また立ってた。


唇を離した二人が

しばらくお互いの想いを確認するように見つめ合った後で

そのまま一緒に車いすごと部屋の中に入っていったシーンは

現実に自分が目にしたものかどうかすら、わからない。


もしかしたら、私の妄想の中の勝手な出来事だったかも知れないけど

それくらい、私の頭は混乱して、何がなんだかわかんないような状態で‥‥



「‥‥‥‥‥‥‥はぁぁ‥」

ただ、何となく、まぁそうだろ‥と、思ってる自分もいる。


誰が、夜叉兄に恋人がいない、って言ったよ?

いるだろ、普通に考えて。


あれだけの外見で、あれだけの地位と財産抱えてて

そのうえ将来を約束された実業家‥って肩書あれば

寄ってくる異性なんて星の数ほどいると思う。


そんなこと、いくらバカな私でも、わかりますよ。


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