【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第3章~血の繋がり以上の絆~ /―新しい関係―

「あ、ちょっといいすか?お取り込み中すいません」


「え?」

降りかかってきた声にギョッとして顔をあげると

開いた障子の端から

こちらをのぞき込むように見おろしてる多聞がいた。



「全然よくねぇよ、見りゃわかんだろ?つーか見てんな。

むこう行け。消えろ多聞」

相手のほうに顔を向けることさえせず、修羅兄はそう答えるとグイッ!

私の頭つかんで元の位置に戻した。



「いや、そんな‥話があって‥どうしても‥」

多聞の戸惑う声が聞こえて

頭押さえつけられたまま、私は必死に‥

「な、何?どうしたの?」


「お茶運んで来いって、若が今‥‥‥」


「だったら早く行きゃいいだろ?今すぐ行け!」

修羅兄の声がイライラしだしてる。

この展開はヤバい気がする。

いつかどこかで経験した。何かが爆発寸前の予感。


「いや、それがオレじゃダメっぽくて‥ご指名で‥その‥‥」

チラチラとこっちに視線を送ってくる多聞。

それでハッとした‥


「え?私?」


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

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