【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第3章~血の繋がり以上の絆~ /―彼女の想い―

忠告されたんだろうか?

それとも私を夜叉兄から引き離そうと?

そうして自分たちの駒にするつもり?

‥‥きっとそうだ

だってあの後、言われた。


〝葛城の家に入ったら、内情を逐一こちらに報告してね?

どこへ行っても、あなたは東條家の娘。

そのことを忘れずに行動するのよ?〟


「‥‥‥‥‥‥‥」

椿さんの、言いなりになるつもりなんて全くない。

夜叉兄と修羅兄がケンカしたから、その隙につけ込んできたんだろう。


兄弟で戦争なんてさせない。

二人にはどうしても仲直りしてもらわないと‥

だけど、どうやって‥‥



学校からの帰り道、そんなこと考えながら歩いてたら

「こんにちは!」

マンション前で、いきなり背後から声をかけられた。


振り返って、口を開けたまま、思わずマジマジと見つめてしまった。

車いすの上のその笑顔‥‥


「やっぱりアナタだった!前にココで会ったよね?」


「‥葵‥さん?」



‥‥‥‥‥‥‥‥‥

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