【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第3章~血の繋がり以上の絆~ /―夜そして禁断―

気分は浮かない。


託された手紙を

早く夜叉兄に渡したほうがいいとは思っていたけれど

それからしばらく、夜叉兄は部屋に戻らなくて‥‥


何度目かの夜が過ぎ‥


次に姿を目にした時は、眠っていた。

ソファの上で‥目を閉じグッスリと。



その日たまたま学校から帰るのが遅くなって

‥なぜかというと文化祭の実行委員を任されたから。


あんな学校で、誰かが真面目に行事に参加するとも思えず

もちろん何かと面倒な委員に立候補する人間なんているわけない。


なら文化祭なんてやめちゃえばいいのに‥と私は思うけど

学校的にはそういうわけにもいかないらしく

担任に無理やり押しつけられるカタチで委員に抜擢。


コイツなら断り切れないだろう‥と目をつけられてるの

自分でも薄々感じてる。


もちろん私だって、そんなの全然やりたくなかったのに

もぅ一人の被害者である薬師君という人と一緒に

委員長と副委員長を任されるハメに。


まぁ、なんかその薬師君ってコが真面目でしっかりしてて

頼りになりそうだから、助かったけど‥。


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