【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第3章~血の繋がり以上の絆~ /―薬師と宝生―

私の身にどんな不測の事態が起ころうと、日常は淡々と続いてく。


学校に行けば、実行委員の会議(二人のみで行う座談会)が

日々当然のように開催される。


「あの‥盛り上がるんですか?文化祭って毎年」

「もちろん!」


私の質問に、薬師君が顔を輝かせて答える。


「ちゃんと参加するヤツなんかいないよ!」

「‥やっぱり‥」


「でも今年は皆が楽しめるような企画、一緒に考えようね?」

「は、はい」


メガネ男子の薬師君は、超前向きだ。

ちゃんと参加する人がいなくても、手を抜こうなどとは考えないらしい。


この学校にこんな真面目そうなコがいるなんて思わなかった。

埋もれて目立たないんだろうな。周りのキャラが強烈すぎてて。


地味であることにおいては、私だって群を抜いてるとは思うけど‥


そうだよね。

よく考えたら、こんな学校に来て押しつけられでもしない限り

委員会のトップの地位になんて就いてなかっただろう。


普通の環境の学校なら

もっと熱血な人とか皆ひっぱってくタイプの人が役職を担ってたはず。


まぁ、ところ変われば何とやら‥です。



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