【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第3章~血の繋がり以上の絆~ /―不夜城―

細長いビルの上層階にある、その店のドアを開けると

さすがに内装は豪華な感じ。


いやホストクラブなんて行ったコトないし、足を踏み入れたのも初めてだけど‥

照明おとして暗いわりに、きらびやかなシャンデリアとか調度品とか

なんていうか、怪しいお城みたいな雰囲気。


夜と言ってもまだ早い時間帯だからか、お店の中にお客さんは見当たらない。

数人の従業員っぽい男性が、忙しそうにテーブル拭いて掃除したり

かと思えば真剣な表情でカウンターに寄りかかってスマホいじったりしてる。



「とりあえずココ座って待ってなよ‥」

宝生君に言われてゴージャスなソファに腰をかけた途端‥


「オイどいつだよ?若の妹だとか言ってるヤツは~~!」


「え?」


若?なんて懐かしい響き!夜叉兄の子分の人?良かった、いきなり出会えた!

思って、聞こえてきた声のほうへ目をやると

こんがり色黒+口ひげ+ショートリーゼントのスーツ男が立って、こっち見てた。

どうやらお店のマネージャーさんっぽいけど、目つきが普通じゃないので


「す、すみません‥」

とにかく怖くて、すぐ謝る。


「てめぇハッタリかましてんじゃねーぞ?殺されてぇのか?」


ひぃぃぃぃウソじゃないです。にらまないで‥



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