【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第3章~血の繋がり以上の絆~ /―守りたい存在―

その日の学校の帰り、校門を出ると

目の前の道路脇に一台の車が止まってた。



なんだか高級そうなシルバーの外車。


窓はスモークが貼られてて中は見えないけど、見るからに怪しいし

それにこの学校の門前に停車してるってことは、普通の人の車じゃない。

なぜなら卒業生にだって、まともな人間いなさそうな気がするから。

怖い目にあったら嫌なので、できるだけ遠巻きに通り過ぎた。



何か用があるとかで修羅兄には〝先帰ってろ〟て言われたけど

修羅兄のいる家に帰るべきか、夜叉兄の部屋に帰るべきか‥

私は未だに判断がつかずにいた。


どっちに戻ったとしても、どっちにも叱られそうな予感しかしない。


文化祭も一体どうなっちゃうんだろ?

薬師君の正体が、誰かしらの手下だったと判明したのに

明日から普通に会話なんてできるのかな?


そんなこと考えながら歩いてたら‥



「こんにちは!」

どこからかわからないけど、いきなり声がした。


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