【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第1章~兄と弟と、それから私~ /―家の血統ー

「何なんですか?あの人…」


修羅兄がその場から姿を消した後、隣にいた多聞に聞いてた。


だって態度おかしいよね?普通じゃないよね‥?

って目で訴えたら、多聞が頷く。

「確かに、おかしいですね…」

「そうだよね?」


「様子が…」

「え?」


「普段はもっと無口ってゆーか、いつもイライラしてんすよね~。

何だろな?…浮かれてんのかな?もしかして」

「え?浮かれる?あれが?何で?」


「うーん、嬉しいんじゃないかな?たぶん」

「嬉しい?」

そんなはずない!

普通ヤでしょ?私のような女が妹だとか言われたら!


「仲間ができたみたいな気がしてるのかも知れない」

「仲間?」


「そう。あれで宮は、身内の中じゃ結構ひとり…

つーか孤立無援な感じが、ずっとあったから」

「???」


意味がわからず首を傾げたら

多聞が急に顔を近づけてきて

それから声のトーンを落として言った。


「ここだけの話ですけど…

まぁ妹って立場なら知ってて当然と思うんで

今のうちに教えときますね?」

「な、なに?」

あんまり知りたくない気がする…これ以上、この家のこと


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