【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

「へぇ‥」

「でも、あんま治安は良くないから、お子様にはオススメしないな。

夜になると、良からぬ考えを持った、ガラの悪い男たちもウヨウヨわいてくるしね。」


アナタだって、その類の一人ですよね?

という言葉はのみこんだ。

いろいろお世話になってるし。例えば今現在も頼りっぱなしだし。


「あ、着いた!ココだ、運転手さん、停めてください」

並び立つ他の建物と同じ造りの、何の変哲もない倉庫の前で

宝生君はそう言ってタクシーを降りると

closed看板の掲げられた扉のガラス窓から、中をのぞきこんだ。


真似して私も、様子をうかがってみる。

「誰もいなそうだね?」

「まぁしょうがないか。

夜にならないと店あけないだろうし‥ここで待ってみる?」

扉にはりつき、二人してそんなこと言いあってたら


「あら?ウチの店に何か用?」

背後から声をかけられる。


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