【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

第6章~ハレの涙に盃を~ /―いたいけな日常―

そうして‥‥


私の日常には

静かで平和な日々が戻ってきました‥‥

めでたし。めでたし。



‥な、ワケない。


「ゥオラァ~ッ!!」


ドガッ!!

目の前で机が蹴り飛ばされる。


ガンッ!ガンッガラガラ‥‥

ひっくり返って、廊下の端まで転がり、中身も飛び出す‥無残な私の机。


「ひぃっ‥何するのヤメて!」

恐怖に震えた目で、いきなり教室に現れた自分の兄を見る。


「帰るっつってんだよ!早くしろよ、グズのろま牛!」

「う‥牛?!何それ‥って、ちょっ‥引っ張んないで下さい!」


すごい勢いで制服の袖ひっぱってくるけど、何だろ‥

すごい不思議。不条理すぎる。

この相変わらずの、虐げられっぷりに‥自分でもひく。


まぁそんな

ラブイチャな学園生活など望んではいなかったけど‥‥

とうてい自分には無理な話だと、わかってはいたけれど‥

でも、もぅちょっと人並みの‥マシな扱いがあるだろう‥‥



0
  • しおりをはさむ
  • 538
  • 6028
/ 730ページ
このページを編集する