【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

「こういうのってイタズラの場合も多いしさ。

誰かが面白半分で悪フザケしてるだけかも。

当日、会場の警備係を増やそうよ!

校庭でも校舎内でも、いたるところで目を光らせとけば

きっと何も起こらないまま終わる!‥イヤ必ずそうしてみせる!!

実行委員の名にかけて!」

拳ふりあげ意気揚々と語る薬師君を見て、ひいてた。


「‥‥‥何それ‥‥‥‥」

目キラキラさせてるし、何だかいつも以上に使命感に燃えてないか?


薬師君が前向きなのは元々知ってたけど、もしかして

〝この文化祭を成功させることで、自分自身が成長できる気がするんです!〟

とか熱く語り出すんじゃないだろうな‥‥まさに情熱大陸。恐るべし。


しかし、そんな熱血には、全くついていけてない冷めた人間=私。

「‥‥でも生徒はみんな、お店や出し物の準備に忙しいよ。

そんな人手ないでしょ?」



「そうだけど、何も担当してない人だって中にはいるだろ?」

「誰?」


「修羅君とか、修羅君とか‥‥それから修羅君とか!」


修羅兄しかいないじゃん‥‥なに大抜擢してるのか‥‥


「修羅兄に警備させるつもりなの?無理だよ、そんなの‥」


クラスのお化け屋敷企画してる時だって

ドラキュラ役やって欲しい‥という依頼を

〝イヤに決まってんだろ?アホかよ。くだんねぇ〟

と一蹴してた‥っていうか

本当に提案者を蹴り倒してたくらいだし。


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