【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

追加章~side葵~ /―大黒天―


『なに‥?ボンヤリして。どうしたの?』

部屋に帰ってシャワー浴びて、ようやく一息ついて

頭が働かないままボーッとしてたら、ヨースケに聞かれた。


『‥え?‥え、ベツに‥‥何もない。』


その晩の出来事を結局

私はヨースケにも誰にも、話すことができなかった。


口止めされたのもあったし、それに‥

何だか自分の中で

見てはいけないモノを見てしまったような感覚があって‥



『何だよ?バイト先で何かあったんだろ?

お客か同僚とトラブったとか?』


勘繰ってくる相手の頬が赤い。

片手にビール缶たずさえたまま、抱きしめてこようとするし。



『いつまで続けるつもり?もぅヤめれば?』


耳たぶ噛まれて、甘えた声だされる。

今夜は、このまま、眠らせてもらえなさそうな予感。



カラカラカラン‥‥空のビール缶が転がる音がして


私の体をしめつけるような感じで

両腕にギュッと力を込められた。




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