【美獣兄弟と義妹の関係】~母が極妻になりまして~【完】

追加章~side葵~ /―舞い戻る天使―


そんなふうにして始まった関係は結局

トータルで、どのくらい続いたんだろう‥‥。


その間、彼は稼業のかたわら

私が通ってたのより数万倍レベルの高い大学に

いとも簡単に入学し

何くわぬ顔で通い続け

まったく問題なく卒業した。



何となく

あんなに必死で努力してた自分が惨めになりそうで

詳しく話を聞くこともなかった。


だから、その人の大学生活がどんなだったのか

私にはよくわからなかったけれど


自分の学生時代とは様子が違ってただろうというのは

安易に想像がついた。



どうせ普通の、同年代の人たちからすれば

異様に浮いてたんでしょうね。



本人は、仕事に有益だから‥って理由で

大人しく慎ましく勉強にいそしんでたようだけど


遊ぶ気も暇もいっさいなく、さらに愛想さえ皆無の人間なんて

周囲の学生たちから、何者と思われてたんだろうか‥謎。


そもそも、どんな格好して通ってたの?

まさかスーツ着て講義に繰り出してたわけじゃないよね??



まぁ誰に聞いたって名前くらいは知ってるような大きなトコだから

出身地も年齢層も違う、いろんな人が集まってくるんだろうし

多少、馴染んでなくても‥というか全く、その色に染まってなくても

気にもとめられなかったのかも知れないけど。


0
  • しおりをはさむ
  • 533
  • 5943
/ 730ページ
このページを編集する