【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第2章~大いなる禁断~ /―いもうとぐるい―

とはいえ。


室内は明るい。


カーテンは閉まってるけど、傾いた午後の陽ざしが

窓の隙間から漏れ込んでるし。



ソファの上……


横たわる私の体に跨るような格好で、こちらを見つめ

そっと服の上から指を這わす、相手の姿も

白いリビングの壁を背景に、ハッキリと浮かび上がってる。



だから……


「脱ぎたくない」


そのままシャツの裾をたくしあげてくる兄の手を

押さえて止めてた。



「は?」


乱れた前髪の奥から見下ろしてくる兄の目は

どこか、火照ったようにボンヤリしていて。



そんなの見たら何だかドキドキしてくるし

心臓もトクトク……


慌てて視線をそらして言った。



「見られたく、ないから」



だけどそう。

例えこんな、きわどい状況下であっても

自分の胸を他の女性と比べられる、という屈辱を

何としてでも私は、避けなければならない。



「うるせぇよ。手どけろ」


煩わしそうに兄が、払いのけようとしてくる。



「いやだ!服着たままがいい!」


必死で胸元を隠す私。



「は?オレはヤダよ。脱がせてキスする、絶対する!」


なにかしらの強い意志をもって、宣言する兄。



そして


「じゃ目つぶって!それか目隠しして!!」


ソファの上で身を丸め、ダンゴ虫のように縮こまる私。



「あぁ?ド変態か?オマエ!」



0
  • しおりをはさむ
  • 676
  • 6077
/ 741ページ
このページを編集する