【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第2章~大いなる禁断~ /―どこか遠くへ―

〝オマエどうする?一緒に来る?〟


修羅兄に聞かれ、首を横に振ってた。


修羅兄と二人で、夜叉兄のところに戻るわけにはいかない。

今まで一緒にいましたって、自己申告してるようなものだよね。


とりあえず後でこっそり、フラッ~と

何気ない顔して金剛さんのとこに帰る、とかしないと。



と、いうわけで


〝あ、そう。じゃオレが戻るまでここで待ってろよ〟


そんな言葉を残し

部屋から修羅兄が姿を消したので

私は雛菊さんと二人きりになった。



修羅兄には、そう言われたけど

もちろん、ここにいつまでも、とどまるわけにいかない。


早く帰らないと

とんでもないお仕置きが、私を待ち受けてるかもしれないし。


ブツブツ思っていると……


「本当に、すみませんね。

宮が乱暴なことをして」


なぜか雛菊さんに謝られた。


「え……」


ペコリと頭を下げられ、戸惑う。


何となく

自分のほうが、ずっと修羅兄に近い存在なんだって

言われてるような気分になる。



「私の管理不行き届きです。ご迷惑をおかけしました」



「あ、いえ、そんな……」



まあ修羅兄のことは昔から知ってるんだろうし

私なんかより、長い付き合いなんだろうけど

だからって

代わりに謝ってほしいなんて、思ってませんが。



「お洋服は、私のをお貸しします。お使いください」


「あ、ありがとうございます」



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