【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第1章~正義と悪を司る人々~ /―初デートですること―

「デート行くから。準備しろ。今すぐ」


早朝から叩き起こされ、目覚めた瞬間、告げられた。


「は?え?何?」


もはや

なぜ人の部屋に無遠慮に不法侵入してるのか?とか

そのうえ勝手に

眠ってる年頃の妹のベッドに飛び乗って

四つん這い体勢で上からのぞき込んでくるのか?とか


そういう疑問は抱かなくなってる。

この屋敷に引っ越してきて半年。

慣れって恐ろしい。



「デート?こんな朝早くから?修羅兄と?どこへ?」



「いいから早くしろ。デブス」


「…………」


人をデブス呼ばわりするような相手とデートなんかしたくないです。

できれば。



しかし、その朝も、もちろん

私に拒否権は与えられなかった……。



………………



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