【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第2章~大いなる禁断~ /―冷血と温情―

ガァッシャヤァーーァァン

バキッ!バリンッ!!



何かが激しく壊れる音。

ガラスが割れるような破壊音が、連続して響いて……



「やめとけ修羅。もぅ手遅れだ。どうせ死んでる」


割れた窓から漏れ聞こえた言葉……



え?

修羅兄?夜叉兄?

どうして?声が??



驚きのあまり、パチリ目を開く私。



「うっせぇ!母ちゃんの仇はオレが討つ!

死体だろーが何だろーが

八つ裂きにしてやらねぇと、気が済まねんだよ!」



「あのなぁ

そんなとこ突っ込んでったら、オマエも焼け死ぬぞ?」



バキバキと次第に割られていく

廊下のガラス窓の外から、飛びこんでくる会話。



私が聞き間違うわけなくて

どうして、二人が?

思う前に叫んでた。



「修羅兄っ!夜叉兄っ!お願い、助けて!!」


「…………」



「私ここにいるの!助けて!!」


「…………」



「早く来てぇぇぇぇっ!!」


「ウソだろ?」



窓からヒョイ。

のぞき込んできた顔が

そう言った。



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