【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第2章~大いなる禁断~ /―だから、きっと……―

「あの……修羅兄、ありがとうね」


村からの帰り道。

修羅兄のバイクの後ろで揺られながら、言ってた。


「さっき弥勒さんのこと、助けてくれて」


「んー」


どうでも良さそうに、兄が返事をかえす。

過ぎゆく景色と風にのって

かき消されてしまいそうな声。



私は修羅兄の腰に手をまわし

背中に頬を押しつけながら

ボンヤリと思いかえしてた。



炎に包まれた家屋の外へ飛び出した

そのあとのこと……。




0
  • しおりをはさむ
  • 678
  • 6078
/ 741ページ
このページを編集する