【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第3章~学園戦争~ /―教師の資質―

ガァッシャーーーン!


原稿用紙を目の前に、頭を抱えてたら

背後の窓ガラスが、音をたてて割れた。突然。


「アレ?」

文殊先生が顔をあげる。


何事か?

と普通は焦るだろうけど

こういう事態は、わりと経験済み。


もう、けっこう慣れてもきてる。


「何でしょう?」

ボンヤリしてる文殊先生の腕をとり

ここぞとばかりに、声をかける私。



「先生!襲撃です!

こんなところにいたら危ない!逃げましょう!!」


「襲撃?」



「そう!

近隣の不良校が、時々うちを狙って、殴り込みをかけてくるんです。

急がなきゃ!」


フラフラと立ち上がった文殊先生を、急かして言ってた。


大丈夫かな?

修羅兄も多聞もいないのに。

こんな時に押しかけられて。


敵が大勢、踏み込んで来たら

いったい誰が対処するんだろ?


うーん……薬師君?


そこそこ腕は立つし、バックボーンもついてるけど

あの子は、学校では存在感消してるし

表だった行動は慎むタイプなので

絶対、隠れて知らんふりしてそう。


……という私の心配どおり

図書室外の廊下は大混乱だった。



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