【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第4章~まわる歯車と掛け違えたボタン~ /―チキチキレース!―

ギャァァァァァ!


崖の上から、自分に向かって落ちてくる物体。


信じられずに目を疑った。



「どっけぇぇぇぇぇっ!!」


マウンテンバイクごと、砂煙をあげながら

ハイスピードで落下してくる、その姿……


もはや駆け下りてくる、などという状況ではない。



ひぃぃぃぃ!助けて!!


驚きのあまり

自転車投げ出し、その場にひっくり返る。



ドンッッ!グヮッシャン!!


そんな音とともに

自分の目先、わずか数センチのところに

修羅兄のタイヤが着地してた。



とっさに、ひれ伏した私の体に

覆いかぶさって、千手が守ってくれなかったら

確実に、修羅兄とマウンテンバイクの下敷きになってた。


……あわや大参事。



0
  • しおりをはさむ
  • 676
  • 6077
/ 741ページ
このページを編集する