【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第4章~まわる歯車と掛け違えたボタン~ /―フラグ―

「何してるんですか!?

やめてくださいっ!!」


わけもわからず声をあげ

バシャバシャと川の浅瀬に踏み込んでた。



慌てて勢いよく足を突っ込んだので

跳ねたしぶきが顔にとび

くるぶしまで水に浸かったけれど

そんなこと、気にしてられなかった。



目の前で起こっている

あまりに異常な事態に


私は、平常心を失っていて……



川の中ほどで

二人の人間が対峙してた。



腰まで水に浸し、どちらも全身ずぶ濡れ。


既にお互い、そうとうな格闘をした後なのか


肩に張りつく、破れた服の隙間から

赤く腫れあがった皮膚がのぞいていたり


顔面のいたるところに

打撲痕があったりして。



そうして……

イダ先輩と向き合うローズ先生の手には、黒光りする拳銃。



暗い表情で、その銃口を先輩に向けたまま

ローズ先生は

突然その場に飛び出してきた私に、チラリと目をむける。



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