【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第4章~まわる歯車と掛け違えたボタン~ /―別離―

藤花ちゃんの話は

途中から嫌な予感しかしてなくて。


最後は、やっぱり……ってなった。



聞き終えた直後は

怒りしか覚えなかった。



何やってるの?あの人。



腹がたって、悔しくて

どんな方法でもいいから

仕返ししたいような気分だった。



……だけど、その夜一晩

泣き寝入りして


そうして朝、目覚めた時。


冷静になった頭で

私は全く違うことを思ってた。



……まぁ、そっか。そうだよね。



私ごときが誰かを独占できるなんて

考えたこと自体、思いあがりだったんだ。


身の程もわきまえず、偉そうな思考いだいて

ごめんなさい。


恋人だとか彼女だとか何だとか。

妹以上の肩書なんて、つけてもらったことなかったけど


遊び相手の1人になれただけでも

幸せだと思わなきゃいけなかったのに。



カースト底辺に暮らしてきた

私などからしたら、修羅兄は高嶺の花(?)です。



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