【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第4章~まわる歯車と掛け違えたボタン~ /―私の中にあるもの―

ハァハァ、ヒックヒック、ウグッ


引きつる嗚咽をこらえてたけど


修羅兄の傷ついたような顔、思い出して

結局、ウゥゥワァァ……声をあげて泣いた。



過呼吸気味の頭に思い浮かんできたのは

ボンヤリとした、とりとめのない記憶。



〝ゲームしよ〟


そんなこと、笑って言われたのは、いつだっけ?


それもやっぱり、お屋敷の中。

そうだ、たしか修羅兄の部屋で……



私たちは特にすることもなく

ラグやベッドの上に転がりながら

スマホいじったり、マンガ眺めたり



〝ゲーム?今してるんじゃないの?〟


言ったら

修羅兄がポイッ。

手にしてたスマホをベッドに投げ出し

ゴロリと寝そべったまま、こっちを見る。



〝違う。言葉遊び!

相手の好きなとこ、5つ言い合うゲーム〟



〝……え?何ですかソレ〟




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