【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

〝オレがいなきゃ、生きてけない

とか思ってるとこ!〟



〝そんなこと、ないですけど〟


すごい得意げに笑いかけてくるけど

思ったことないし

言った記憶もございませんが。



〝じゃ、1秒でも長くオレと一緒にいたい

と思ってるとこ〟


〝…………〟


何も答えられなくなったのは

ベッドの上から伸びてきた手がフワリ

私の頬に触れたから。



〝ずっと、オレといつまでも離れたくねー

って思ってるとこ……〟



指先に促されるように、顔をあげたら

視線が絡まって、その時点で、思考は停止。



〝それは、ちょっと、思ってるかも……しれない〟



〝……だろ?〟



嬉しそうに笑って


近づいた唇が重なって。


そのまま、とろとろと、溶けていきそうになった。



体も心も、あたたかくなって……


幸せ、だけしかなくなって……



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