【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第5章~兄×妹×弟の関係~ /―怒涛―

「ちょっと待ちなさいよ」


突然そんな声をかけられたのは

ちょうど、先生と連れ立って

イダ先輩の家に向かおうと

校門を通り抜けた、その時だった。


「え?」


いつかどこかで、耳にしたことがあるような

ハスキーボイス。

瞬間、本能的にゾッとしてた。



「聞こえない?

止まりなさい、って言ってるの」


慌てて振り向くと

門の前に一人の女性が立っていた。


「どう、したんですか?」


ガッツリあいたトップスの胸元から

こぼれんばかりの肉がはみだし、揺れている。


うあぁぁ!これはヤバい。

見間違えるわけもない。


「椿、さん」



相手がフフン、不敵に笑う。


久しぶりに見たけど

相変わらずセクシー全開、谷間全開。


何ていうか、テカテカでプニプニ。

アマゾンのジャングルにでも棲息してそうな

極太スネーク並みの太モモも全開で

とにかく恐怖しか覚えない。


うかつに近づくと絞め殺されそうな危うさ。


「アナタに会いに来たの」


「え?」


居丈高に見下ろしてくる態度も

変わらないなぁ。怖いよぅ。



「ここにいれば、そのうち出てくるでしょ?って思ってね。

待ってたのよ。

群がってくるクソガキどもを

暇つぶしに、からかって遊んだりしながらね~」


「…………」


他の生徒に絡むのはかまわないけど

私を待ち伏せするのはヤめて。


面倒な人間に巻き込まれたくない

今それどころじゃないし……。



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