【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

相手はしばらく沈黙してたけど

そのうち、結んだ唇をユックリと開いて言った。


「なぁ。前にした話、覚えてるか?

姉貴が戻ってきたら、みんなでバーベキューやろう

って言ってた」



その時、何となく千手が

気をつかって話題をふってくれたのが、わかった。


私が言い出しにくい事情抱えてるのを

察してくれたのかもしれない。


やっぱり千手は、ちょっと似てる気がする。

そういうところ、夜叉兄と。



「うん!もちろん。

もうすぐ叶いそうだね、そんなのも。

早く退院できるといいな」


気を取り直して笑う。



「姉貴に言ったら、なんかスゲェ喜んでて

絶対に行く!とか一人で勝手に盛りあがって。

それでオレ、テントとタープ買ったんだ、この前。

あと、それから今度

バーベキューのグリルも探しに行こうと思ってて……」



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