【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

第6章~世界が愛であふれるなら~ /―自宅ですること―

その夜、かなりビクビクしながら

お屋敷に戻った私だったけれど


住み慣れた家の中は

驚くほど、以前と変わらない様子で……。



お手伝いのオバサンたちの

自分に対する態度なんかも

今まで通りだし


門番役や警備員など

夜叉兄の部下にあたる人々が

冷たく接してきたり、敵視してくる……

ようなことも、いっさいなく。



どうして??

夜叉兄から、何も聞いてないんだろうか?



私はちょっと拍子抜けというか

完全に、想定外というか。



「ほらな?だから言ったろ?

オマエのことなんか誰も気にしてないし

どうとも思ってねぇんだよ」


修羅兄が

ドヤ顔で笑いかけてくる。


「そ、そういう言い方は違うよね。

まぁ、悪い意味で注目されるよりは

よっぽど、いいと思うけど……」


兄の体に隠れるようにして

コソコソ廊下を進んでた。



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